—―「新中間層」とは何か?どれぐらいの収入層を指すのか? 半年後、これらの質問に中国政府から初の正式回答が出される見通しとなった。北京の日刊紙「北京晨報」が伝えた。 「中国新中間層生活調査」は22日正式に開始された。この調査を行う中国国情研究会は国家統計局に属する研究機関であり、同局の邱暁華局長が会長を務める。 社会科学院の報告によると、全国におけるサンプル調査の結果、4割近くの人が自分の社会的地位は中ぐらいだと思っていることが明らかになった。一方、新中間層となるために必要な経済的条件については明確な回答がなく、30.6%が「よくわからない」、21.2%が「年収50万元以上」、19.3%が「年収100万元以上」と答えている。しかし現在までに、この新階層についての政府側の基準はない。 今回の調査の主な責任者の1人である同研究会の張仲梁秘書長は、「新中間層」とは大体以下のようなイメージで捉えられるとしている。 一、割合高い学歴をもち、専門的な養成?訓練を受けている。 二、主に知的労働に従事している。 三、賃金?給料で生計を立てている。 四、社会の公的な事柄に対し、一定の発言権と影響力を持つ。 五、自己成就、自己実現を強く望み、社会の意識形態に対し相応の影響力を持つ。 六、生活する上で必要な財産、余暇を楽しむゆとりを持つ。 同調査は半年をかけ、全国の大中都市の大多数を網羅して行われる予定。 「人民網日本語版」2006年9月26日 |