浙江省の杭州西渓湿地公園と江蘇省の溱湖湿地公園に次いで国家林業局は寧夏回族自治区で銀川国家湿地公園のオープニングセレモニーを催した。これは黄河流域ひいては我が国の中部および西部地区における最初の国家クラス湿地公園である。 寧夏回族自治区は湿地資源が相対的に豊富で、特に区都の銀川市は黄河が流れていることもあって、面積4.7万?の湿地を有し、自治区湿地総面積の約20%を占めている。関係専門家の実地調査では、銀川市の閲海湿地と鳴翠湖湿地は中国北部にある水郷の特色をもつ典型的な存在で、中国北部における渡り鳥の一休みする重要な場所であり、乾燥地域におけ典型的な湿地生態系からなるものであると見られている。 今年6月、銀川国家クラス湿地公園のテスト運営が始まった。湿地公園は二つの部分からなり、そのうち、閲海湿地の面積は3万ムー(15ムーは1?)余りで、114種類の植物が存在し、107種類の鳥類が生息しており、銀川市の東側を流れる黄河の近くにある鳴翠湖湿地は1万ムー余りの面積を有し、アシの原の迷宮をつくることが考えられている。 国家林業局の趙学敏副局長は、黄河流域には豊富な湿地資源があり、黄河の源から河口までの流域面積は約280万?に達している。今後は黄河周辺の湿地を重点的に回復し、湿地の水資源涵養機能を発揮させ、湿地周辺の土壌の退化と砂漠化の趨勢を抑制していくことを考えていると語った。 「チャイナネット」2006/09/26 |