中国の温家宝首相は8日午後北京で、中国を訪問中の日本の安倍晋三首相と会談しました。温家宝首相は会談の席上「中日関係の長期的で、安定的かつ健全な発展を維持するには、靖国神社参拝問題を適切に処理しなければならない」と述べました。 温家宝首相は会談の席上「中日双方は、このほど、両国関係の発展を妨げる障害を克服することで合意に達した。これにより、安倍首相の今回の中国訪問が実現した。これは、両国関係の改善に希望をもたらしている」と述べました。 これに対し、安倍晋三首相は「日中関係は、日本にとって最も重要な2国間関係の一つである。現在、両国関係は重要な時期にある。日本がアジア各国の人民に巨大な損害と苦痛をもたらしたことを深く反省している。この立場はこれからも変わることはない。両国関係に影響する政治的な困難を克服し、日中関係の健全な発展を促進するという共通の認識に基づいて、歴史問題を適切に処理していく」との考えを示しました。 CRIより2006/10/09 |