チベット「薪?柴エネルギー代替発展戦略研究」がこのほど、検収を通過した。同発展戦略によると、チベットは太陽エネルギー、水力発電エネルギー、バイオエネルギー、地熱エネルギーなど各種クリーンエネルギーの応用を幅広く推し進め、薪、牛糞、草皮など従来の薪や柴への都市?農村住民の依存度を出来る限り減らし、エネルギー構造の転換を図る。 チベットはこれまで、薪や牛?羊の糞を主な燃料としてきた。草皮、荊、木の根を燃料とする地域もあり、減少しつつある植物資源をさらに破壊へ向かわせていた。太陽エネルギーやメタンガスなどのクリーンエネルギーを大々的に普及させ、高原の生態環境を適切に保護することは、チベットにとって、今後数年間の重要な事業となっている。 チベットは太陽の放射エネルギー量が国内で最も多い地区で、太陽エネルギー利用率は全国トップに位置する。「チベット陽光」などの科学技術計画を強力に推進することで、チベットの太陽エネルギー資源を照明、通信、炊事、暖房など各分野で広く応用すれば、省エネ量は年間13万トン標準石炭相当に達する見通し。全自治区の農牧民が保有する太陽エネルギーを利用したかまどは15万台、太陽エネルギーを採取している暖房、温室、牧畜小屋の面積は30数万平方メートル、50万の農牧民が電気を使えるようになり、約70万の農牧民が各種太陽エネルギー製品を使い、その恩恵を受けている。 「人民網日本語版」2007年9月14日 |