全国人民代表大会(全人代)常務委員会の呉邦国委員長は16日北京で、日本の扇千景参議院議長と会談した。 席上、呉邦国委員長は「日本の参議院との定期的な交流システムの確立をきっかけに、双方の実質的な交流と協力を深めていきたい」と述べた上で、「中日関係が今のように改善されたのは、双方が共に努力した結果であり、また、双方の有識者が心血を注いだ努力によるものであるので、大切にしなければならない。両国関係の健全かつ安定した発展を確保するためには、双方は中日共同声明など三つの政治文書に基き、また、『歴史を鏡にし、未来に目を向ける』という精神で、各分野における交流と協力を行い、民間往来を活発化させると共に、国際問題と地域問題で協調と協力を強化し、共に地域ないし世界の平和、安定と繁栄に貢献していくべきだ」と語った。 これに対して、扇千景議長は「対中関係を積極的に発展させることは日本の各政党及び国民の共通した認識である。日本と中国が友好関係を構築するのは両国人民の利益に合致するだけでなく、北東アジアないし世界の平和と安定を維持する上で大きな役割を果たす」との考えを示した。 「CRI」より2006/10/17 |