中国の胡錦涛国家主席は17日北京で、中国訪問中の日本の扇千景参院議長との会談で、「中国は日本と共に、双方の合意を実施し、中日善隣友好協力関係を長期かつ安定的に発展させていきたい」との考えを表明しました。 その際、胡錦涛国家主席はまず当面の中日関係の改善と発展を高く評価し、「安倍晋三首相就任後、中日双方は両国の関係に影響を与えた政治面の障害を乗り越え、両国の友好協力関係の健全な発展を促進することで見解の一致に達した。これは、中日関係の改善や発展に契機をもたらした。中日双方の共同の努力の下で、安倍首相の中国に対する初訪問は成功を収め、中日関係の新しい1ページを開いた」と述べた上で、さらに、「議会間の交流は、中日友好交流の重要な1構成部分であり、中国の全人代と日本の参議院が確立した定期的交流メカニズムは両国の立法機関の交流に新たな場を提供した」と述べました。 これに対し、扇千景参院議長は、「日本は日中関係を非常に重視している。調和の取れた両国の友好関係を確立することは、日中両国民にとって有利であるだけでなく、アジアひいては世界の平和と安定に貢献するだろう。日本は、政治と経済の両輪を動かして、交流をさらに深め、協力を拡大し、日中関係をいっそう高いレベルに引き上げることを主張している。日本の参議院や議員はみんなそのために力を貢献したい」との姿勢を示しました。 「CRI」より 2006/10/18 |