23日、中国糧食産業協会の宋廷明常務副会長は大連で開催された東北地区糧食物流研究討論会の席上で以下のように述べた。 今年の東北地区における新増コーン深度加工能力は400万トンを超え、東北地区はわが国コーン深度加工産業の最初に選定する基地となった。 現在、東北地区のコーン加工業は澱粉、酒精などの初期加工製品から発酵製品、精密化工製品生産への発展の過渡期にある。すでに澱粉及び誘導体シリーズ、酒精シリーズ、食品シリーズ、飼料シリーズなど多元化されたコーン加工産業が形成されている。現在、吉林省の大型コーン深度加工能力は、すでに945万トンに達している。 近年、一部の大型コーン深度加工企業は東北コーン生産地を発展基地とするため、相次いで投資し工場を建設している。東北コーンの対外貿易規模は引続き縮小し、東北地区地元のコーン深度加工規模は不断に拡大しているため、わが国のコーン需給バランスに対する圧力は次第に増大している。わが国のコーン生産量は需要に刺激されて増加を続けているとはいえ、合理的なコーン生産政策、消費政策を制定してコントロールすべきである。今後の数年、東北地区では一連のコーン深度加工プロジェクトが相次いで操業を開始する。したがって、わが国はさらに一歩進んでコーン深度加工企業に対する計画管理を強化し、配置を合理的に管理しなければならない。 わが国はすでに油脂加工産業における大規模拡張に関する苦い経験を舐めており、コーン加工産業の生産量急増の兆候に対してこれを重視し、関係部門は過去の教訓を生かして、マクロ調整を強化し、生産能力の過剰、資源の浪費、コーン市場の大変動を防止しなければならない。 「チャイナネット」2006/10/20 |