外交部の19日の定例会見で、劉建超報道官が質問に答えた。 ――米国のボルトン国連大使は、安保理決議第1718号はすべての国に対し、海上貨物船を含め、朝鮮に出入りするすべての貨物の検査に協力することを求めていると表明した。中国はこの解釈に同意するか。 われわれは、関係各国が現在、安保理決議の履行法について各自の意見を表明していることに注意を払っている。国連加盟国はいずれも決議1718で負った義務を適切に履行し、決議1718を厳格に実施し、朝鮮に重要な情報を伝えるべきだ。つまり、核実験の実施は誤った行動であり、国際社会が反対しており、朝鮮は国際社会の呼びかけに積極的に応え、6カ国協議に早急に復帰すべきという情報だ。 一方、決議1718はそのものがバランスの取れた決議である。各国はバランスよく決議に従うべきで、制裁を任意に拡大すべきではない。制裁は決して目的ではない。6カ国協議の早期再開を促し、朝鮮半島の核問題を対話と協議を通じて、平和的に解決することこそが目的だ。この時期にあっては、さらに冷静に対応し、情勢の再度の悪化を避けるべきで、6カ国協議の再開にプラスの環境を整えるよう尽力しなければならない。 中国は、決議1718が認めないことは行わず、決議の範囲を超える事をすることもない。 「人民網日本語版」2006年10月20日 |