財政部の金人慶部長は10日、ロシア?サンクトペテルブルクで主要8カ国(G8)と中国など6カ国の財務相による対話会に参加した。金部長は会議後、新華社や中央電視台の記者の共同取材に応じた。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。 金部長によると、今回の対話会は、サンクトペテルブルクで7月に行われる、G8と中国など発展途上国との首脳会議への下準備となる。対話会の期間中、今部長はロシア、米国、ドイツ、ナイジェリアの財務担当相と二国間会談を行い、それぞれ二国間協力について話し合った。 ロシア財務相との会談について、金部長は「近年、中国とロシアの戦略協力パートナーシップの発展は順調で、一連の大きな成果が上がっている。現在、両国の政治、経済、文化については、すでに全面協力が展開されている。中ロ両国の経済には大きな相互補完性があり、二国間の経済?貿易協力の発展は急速で、しかも大きな発展の余地がある。昨年の二国間貿易額はすでに300億ドルに迫った。双方の努力により、2010年までに中ロの貿易額は600億ドルを超えるだろう。800億ドルという目標も、実現可能だ」と述べた。 金部長によると、プーチン大統領が中国を訪問した今年3月、中国財政部?ロシア財務省は了解覚書を交わし、両国の財務担当相による対話システムを正式に設置した。今回のロシア財務相との会談は、同対話システムの枠組みの実質的なスタートになる。 「人民網日本語版」2006年6月12日 |