水素電池を利用することで排ガスゼロを実現したメルセデスベンツのバス3台が20日、北京で初日の運営を迎えた。このバスはなんと1台200万ドルといわれている。 これらのバスは、全長12メートル、幅2.55メートル、高さ3.688メートルで、一般のバスより快適さやゆったりとした感じが倍増。搭載定員は70人。クーラーつきなので、車内温度は23度に保つことが可能。車内では、身障者向けのシートや乗下車のための板も設けられている。北京のシリコン?バレーと言われる中関村一帯を一周して走行し、11のバス停が設けられている。週5日間運行で、運営時間は朝9時から午後3時まで。料金は乗車距離とは関係なく、一律に2元。 最もユニークなところは、バスの上の部分にある。水素燃料電池がそこに置かれており、水素の燃焼によって強大な駆動力が生じ、バスの最高時速は70キロに達することが可能。また、水素電池によるエンジンの作動中、水だけが排出され、汚染物は一切排出しない。 「チャイナネット」2006年6月22日 |