珠海に初の珊瑚自然保護区

先ごろ、広東省珠海市初の自然保護区――珠海万山群島廟湾珊瑚自然保護区が設立された。これにより、珠海万山群島佳蓬列島海域の珊瑚及びその生態環境が有効に保護されることになる。

珊瑚は貴重な海洋自然資源であり、国の危機に瀕する保護動物に指定されている。珠海市万山群島佳蓬列島海域には密集した珊瑚礁の生態群落がある。そのうちの廟湾島海域は南部を流れる珠江河口の唯一の大面積の熱帯天然深海石珊瑚礁群がある海域であり、また経済的価値の高い魚類、イセエビ、アワビ、ウニなども豊富で、典型的な珊瑚礁生態類型に属している。2004年の調査によると、佳蓬列島海域における珊瑚の覆蓋率は56％に達することが判明している。

珠海市海洋漁業局の関係筋によると、珠海市海洋漁業部門は各項目業務を真摯に展開し、適切に万山群島廟湾島などの島嶼海域の天然珊瑚礁群及びその生態環境、海洋漁業資源を保護し始めており、さらに一歩進んで珠海市の漁業自然保護区建設を推進している。