中国商務部が公表したデータによると、今年上半期において、中国の対外貿易は全般的に好調で、輸出入総額は前年同期比23.4%増の7957億ドルとなり、そのうち輸出額は25.2%増の4286億ドル、輸入額は21.3%増の3671億ドルとなっている。 商務部の崇泉報道官は、下半期の外国貿易にはいくつかの不確定要素が存在しているものの、現状から見て、内的および外的環境には大きな変化が生じることはないとしている。 崇泉報道官はまた、下半期には、中国の対外貿易は引き続きかなり速い伸びを示し、現段階では、今年の年間伸び率は15%以上、年間輸出入総額は16000億~17000億ドルになるとの見通しを明らかにした。 上半期の外国貿易には、次の6つの特徴が表われている。 1、輸出の伸び率がやや低下するとともに、輸入の伸び率がいくらか増大したこと。 商務部のデータでは、前年同期比、輸出の伸び率が7.4ポイント低下し、輸入の伸び率が7.3ポイント高くなっている。 2、在来大口製品の輸出が安定的に伸びており、輸入機械?電気およびハイテク製品の伸び率が増大していること。 主要在来大口製品の輸出は依然として二ケタの伸び率を保っており、なかでも繊維?アパレルは欧米市場向けの輸出の伸び率が明らかに低下したが、その他の輸入割当制度を実施していない国向けの輸出は速い伸びを示している。 3、輸出製品におけるエネルギー多消費、高汚染および資源性製品という「二高一資」製品のウェートがさらに縮小し、一部の輸入大口原材料の伸びが鈍化していること。 4、輸出製品の価格が安定的上昇傾向を示し、とりわけ資源性製品の価格は大幅に上昇したこと。 5、外資系企業および民営企業輸出入額の伸び率の上昇が速く、国有企業が安定的な伸びを示していること。 外国業者投資企業の輸出入額が25.8%増の4653億ドルで、平均伸び率を2.4ポイントも上回っている。民営企業の輸出入額は34.9%増の1351億ドルで、平均伸び率より11.5ポイントも高いものとなっている。国有企業の輸出入額は1953億ドルで、11.7%増となっている。 6、欧米からの輸入の伸びが加速し、周辺諸国および地域への輸出の伸びは鈍化していること。 「チャイナネット」2006年7月19日 |