邱暁華?国家統計局長は今年の中国経済について、国民経済の運営において投資?貸付の過剰、国際収支の不均衡などの問題はあるものの、年間の発展状況から見ると、引き続き穏やかでやや速い成長を保つとの判断を示した。新華社のウェブサイト「新華網」が報じた。 邱局長は2日に上海で開催された「中国米国留学経済学会年次総会?上海財経大学高等研究院設立大会」に出席し、現時点での中国経済の展望を「明るく麗しい」と表現。マクロ政策の成果を示す代表的な例として、次の3点を挙げた。 (1)今年に入り、市場物価と外資導入以外の主要経済指標がいずれも2けた成長を保っている。1~5月に工業生産額(付加価値ベース)は17%、投資は30.3%、消費財総額は13.2%、貿易総額は23.9%の増加を見せた。農業の生産状況も比較的良好だ。夏穀物は豊作で、総生産量と単位面積あたり生産量は、いずれも比較的良好な成長を示している。今年度の国家重農政策はすみやかに実施されており、農業構造の調整もすみやかに進んでいる。 (2)中央財政が比較的良好。1~5月には5千億元以上の増収(22.8%増)を実現し、国が経済と社会の調和的発展を促す上で力強いバックアップとなった。 (3)民生に喜ばしい改善が見られる。5月末時点で、今年度の都市部雇用創出目標の50%がすでに達成され、都市部と農村部の実質所得成長も10%以上に達した。社会事業の発展に向けた投資の成長や改善も加速している。 「人民網日本語版」2006年7月3日 |