『水土保持法』が実施されてからの15年来、長江流域は累計28万平方?の土壌流失面積を整備した。自然と人為的要素が原因で、長年来、長江の上?中流地域山間部の土壌流失がひどく、生態環境が悪化していた。1991年の『水土保持法』の実施以来、長江流域の土壌流失整備作業が強化され、生態環境は部分的ではあるが回復されている。 重点地域の整備を通じて、土壌流失が深刻であった金沙江下流地域及び畢節地区、嘉陵江の中?下流地域、甘粛省?陝西省の南部、三峡ダムといった四大地域の三分の一以上が整備され、林木カバー率が20%を上回ることになり、農業生産の条件も著しく改善された。それと同時に、長江の水源地と南水北調(南部の水を北部に引く)プロジェクトの「水土保持予防保護プロジェクト」も順調に実施されており、保護面積は10万平方?に達している。 長江水利委員会によると、今では長江流域の水土保持観測ネットワークが基本的に完成し、合わせて153の観測機構を設置されており、176の土壌流失動態観測プロジェクトも実施されている。 「チャイナネット」2006/07/05 |