雲南省地質探査部門が明らかにしたところによると、同省の著名な銅鉱集中地帯の東川市域内で、埋蔵量155トンの世界有数の金砿がこのほど発見された。この金鉱では、3~4年以内に金10トンの産出が見込まれている。 伝えられるところによると、この金鉱の探査には3年余りの歳月が費やされ、今年6月までに、計3800万ドルの資金が投じられた。鉱区は東、西のそれぞれ長さ7キロメートル、15キロメートルの2つの鉱脈からなっている。現在のところ、探査作業は主に西側の鉱脈を中心に行われており、3.2キロ以内の範囲内で、埋蔵量155トンの良質な金鉱が発見され、将来的には金の産出量が保守的に見積もっても、300トンに上ると見られ、今世紀の中国の金鉱探査における大きな成果であるとされている。 世界的権威のある評価機構の初歩的な評価では、西側の鉱脈の平均品位は2~3グラム/トンとなっている。現在、この鉱脈での採鉱に関するフィージビリティースタディーが行われており、今後3~4年以内に年間金10トン産出可能の規模の金鉱が形成され、20年間の持続的な採掘が可能と見られている。 また、雲南省地質探査部門の専門家の話では、同省は鉱物資源の種類が多い上、埋蔵量も多く、経済的価値が極めて高い。現在までのところ、さまざまな鉱物資源が142種類も発見されており、中国で発見された鉱物資源種類の80%以上を占めている。なかでも、9種類の鉱物資源の埋蔵量は全国トップで、鉱物資源の潜在的価値は3兆元に上るという。 この5年来、雲南省の鉱物資源探査が大きな成果があげられている。新たに発見された鉱区として、徳欽羊拉銅鉱、シャングリラ普朗銅鉱、東川播卡金鉱、蘭坪白秧苗坪銀鉱、金平長安金鉱など数多くの大型鉱区が挙げられ、雲南省の中国の新興鉱物資源基地としての地位が強化された。 「チャイナネット」2006年7月6日 |