中国は、これまで、砂嵐がよく発生した地区である河北省、内蒙古自治区、天津などに58ヵ所の自然保護区を設置した。これらの自然保護区の総面積は合わせて5万1000平方キロに達した。 農業部の専門家の研究によると、中国を襲った砂嵐は、主にモンゴルの東、中央、西という三つのルートから、新疆ウィグル自治区、内蒙古自治区、甘粛省経由で北京と天津に移動し、最終的には、中国北方の殆どの地区に影響を及ぼす。中国の砂嵐の原因は主に砂漠化された草原と耕地によるものだという。 このため、中国は、重点的に生態保護区を設置し、これらの地区で、生態を破壊する生産やその他の破壊活動を阻止し、破壊された生態環境を回復することにしている。 「CRI」より2006/07/12 |