中国国家林業局の李育材副局長は先般、ここ数年、中国の林業生産総額が年平均二ケタのスピードで伸びており、2005年は7269億元に達していることを明らかにした。また、中国の林業の発展は目覚しく、潜在力も極めて大きいとの見方を示した。 中国では、林産物への需要が日増しに増大している。これに伴い、林業が急速な発展を遂げ、林産物が豊富に供給されている。木材、人造ファイバー?ボード、ロジン、家具、経済林など在来産業の伸びが加速していると同時に、竹?藤?花卉、エコツアー、森林食品、森林漢方薬材など非木質産業も急速な伸びを示し、野生動植物の人工栽培?飼育?繁殖、バイオマスエネルギー、バイオマス材料などいくつかの新興産業も目覚しい伸びを見せている。産業の地域化発展の構図もますます鮮明になり、産業配置の合理化が進んでいる。産業投資の主体も多様化の傾向を呈しており、非公有制企業のウェートが大幅に上昇し、経営規模も大きくなる一方である。 李育材副局長はまた、目標が達成されれば、2010年までに、林業生産総額が1兆2000億元、森林公園が2800カ所、商品木材の生産高が9980万立方メートル、人工林木材供給率が70%以上、木材総合利用率が70%となり、規模が大きく、種類が豊富で、配置が合理的で、良質?高効率で、競争力のある、ハイレベルの林業システムが出来上がるであろうと語った。 「チャイナネット」2006年7月17日 |