原生林に包まれたカナス湖で知られる、新疆ウイグル自治区布爾津県のカナス自然景観保護区に、西部では最大の国立公園が誕生する。このほど可決された「大カナス観光地区全体プラン」によると、今後15年間をめどに、保護区を約1万平方キロに拡大し、国立公園として整備する計画だ。面積では、米国のイエローストーン国立公園を上回る規模だ。 近年、観光経済の発展に伴い、原生林に包まれるカナス湖に、観光客の人気が集まっている。昨年の観光客数はのべ30万人を突破した。整備プランによると、布爾津県の禾木カナス郷のほか、隣接する哈巴河県の鉄熱克提郷も国立公園の管轄エリアに組み込まれる。公園整備後、受け入れ可能な観光客数が現在の5倍以上になる見通し。 「人民網日本語版」2006年7月18日 |