中国児童少年基金会はこのほど、イギリス駐在中国大使館で、イギリスで支社「中国児童慈善」を設立することを明らかにした。これは、海外における最初の中国の慈善機構となると見られている。 中国児童少年基金会は中国大陸部における最初の公益基金会である。同基金会の程淑琴秘書長は、「イギリスはチャリティの伝統のある国であり、イギリスの熱心な人々及び中国大使館のサポートのもとで、「中国児童慈善」は中国の児童のために福祉をもたらすと同時に、中英両国間の民間の友好往来のためにも積極な役割を果たすものと信じる」と語っている。 「中国児童慈善」はF1のアダム?カーン選手をイメージキャラクターとして迎えている。21歳でジョーダンチームの「将来のスター」と見られているカーン選手は記者に対し、「中国が大好きです。イギリスでの募金活動を通じて中国の若者たちを助けることができることはすばらしいことです」と語った。「中国児童慈善」の関連責任者によると、同機構は芸術、映画、探検などの方式を利用して、イギリスと中国の若者たちの間の交流の架け橋となることにつとめ、最初の募金活動は9月に開催されるイギリスのズイタンス映画祭において行われる予定。 イギリス駐在中国大使館の潘和鈞氏は、「改革開放以来、中国は経済と社会の発展の面でなみなみならぬ成果を収めたとはいえ、数百万の児童がまだ貧しい暮らしをしており、地域間の発展レベルにもまだ格差がある。そういうことで、社会全体が児童の福祉、特に経済の発展のメリットを享有するに至っていない地域の児童たちの福祉の向上のためにともに努力しなければならない」と語っている。 「チャイナネット」2006年7月24日 |