中国商務部は8月8日、改正後の『外国投資家による国内企業のM&A(買収、合併)についての規定』(以下『規定』と略称)を発布した。『規定』は2006年9月8日から施行されることになっている。 『規定』では、外国投資家による国内企業の買収、合併は中国の法律、行政規定を順守し、公平?合理、等価?有償、信義?誠実の原則に従うべきであり、過度競争や競争阻害、社会?経済秩序をかく乱し、公共利益を損なうこと、国有資産の流失を招くことが禁じられている。外国投資家による国内企業の買収、合併は、中国の法律、行政規定の外国投資家の資格に関する規定および産業、土地、環境保護などの面の政策に合致することが求められている。 『規定』は、『外国業者投資産業指導目録』で外国投資家の独資経営が認められていない産業において、買収?合併における外国投資家による当該企業のすべての株権取得を禁じている。また、中国側が持株あるいは筆頭株主であるべきと規定されている産業において、企業が買収?合併されても、中国側が持ち株あるいは筆頭株主としての地位が維持されるべきとしており、外国投資家の参入が禁じられている産業においては、外国投資家が企業の買収?合併をしてはならないと規定している。 「チャイナネット」2006年8月10日 |