今年、中国の一部地域で農作物の深刻な病虫害が発生した。中国農業部は、重大な病虫害予防防止業務に力をいれ、防止処置率90%以上の達成に努力すると発表した。 17日の農業部関係筋によると、夏に入ってから中国の大部分の地域で気候異常が発生したが、一部地域の農作物の病虫害は深刻で、種類が多く、被害が大きく、防除難度が高いという3つの特徴を示しており、さらに一部地域では農民の出稼ぎが多いため農田管理労力が不足し、防除難度が高くなっているとのことである。 農業部の範小建副部長は、「各級農業部門は特に突出した重点地区、重点作物、重大病虫の予防防止業務を遂行し、重大病虫害の全体被災損失を5%以内に抑え、速やかに草原の蝗害防止処理比率を50%以上に向上させなければならない」と語っている。 今秋の猛烈な病虫害の勢いに適切に対応するため、範小建副部長は各級農業部門に対して、緊急動員を組織して監督指導に当り、ただちに緊急対策案を策定して緊急防除処置に力をいれ、防除訓練指導を強化し、資金、物資を確保するよう要請した。 「チャイナネット」2006/08/23 |