青海?チベット鉄道開通からわずか1か月、「鉄の巨竜」が「世界の屋根」を往復することで生じる連鎖効果が明らかになってきた。チベット自治区への投資は現在、大きな魅力を帯び、鉄道はチベットに多くのビジネスチャンスをもたらしている。 広西チワン族自治区から来た丁平さんは、「鉄道がラサにつながり、チベットへの人や物の流れが増え、観光、不動産などの業界の発展が加速することは間違いない」と考え、6年前にラサへやってきて旅行会社を設立した。これまでの経営は順調で、チベット鉄道の開通で更にビジネスチャンスが広がり、現在は不動産業への投資に着手したところだという。 青海?チベット鉄道の開通とナトゥラ峠を経由する中印辺境貿易市場の再開に伴って、チベットのインフラ条件と投資環境は大きく改善した。チベットは国内の投資家だけでなく、海外投資家の目も引き付けている。 自治区商務庁の話によると、現在、チベットでは航空会社設立、文化公園、地質公園などのプロジェクトに対する国内外の投資家からの問い合わせや申請手続きが日増しに多くなり、投資ブームが熱を帯びつつあるという。 「人民網日本語版」2006年8月3日 |