8月2日の貴州省からのニュースによると、省内の遵義県はすでに40数日間も晴天続きで、数十年らい未曾有の大干ばつに見舞われている。一部地域において水稲やトウモロコシなどの作物が枯死している。 遵義県の陳光強県長によると、同県では昨年末以降たっぷり雨が降ることがなく、最近では県全域ですでに40日あまり雨が一滴も降っていない。現在、県域内の山間の池やダムが干し上がり、一部の水田に亀裂が生じ、水稲やトウモロコシなどの作物が枯死している。 遵義県だけでなく、近接するいくつの県でも同じような干ばつが発生し、たとえ雨がすこし降っても干ばつの状況を緩和するに至っていない。 ある70歳のお年寄りの話しによると、生まれてからこのように長期間に雨が降らないことは覚えていないと語っている。 干ばつ発生地域の作物はトウガラシ、煙草、茶の木及びその他の食糧作物を主とする。道端伸びざかりの煙草も黄ばんでいると見られている。 陳光強県長は、これまでの干ばつで、食料作物は3割以上減産し、工芸作物は4割以上減産すると見られている。これがずっと続けば、農民の生活用水にも影響を及ぼすことになるだろう、とも語っている。 伝えられるところによると、干ばつの状況を緩和するために、人工増雨の実施も考えていたが、雲の層が薄すぎるので、望み通りにはいかなかった。 「チャイナネット」2006-8-8 |