温家宝総理は2日午前、オーストラリア公式訪問の最初の訪問地として、近年中国との交流?協力が日増しに緊密化している、西オーストラリア州の州都?パースを視察した。 温総理はわずか半日の日程で、マクファーレン産業観光資源相による西オーストラリア資源説明会への出席、ハイスメルト溶融還元製鉄法による銑鉄プラント、カーティン工科大学天然ガス研究センターの視察のほか、両国学生との対話、同州政府のカーペンター首相との会見などを行った。 温総理は資源説明会で、オーストラリアの豊富な天然資源と、安定して発展を続ける大市場としての中国に言及し、「両国のエネルギー?鉱物資源分野での協力は平等互恵であり、長期的で安定した健全な協力関係の構築が両国の利益に合致する。両国はチャンスを捉え、潜在能力を掘り起こし、同分野での協力を単なる貿易から、上流の採掘?新エネルギー?再生可能エネルギー?クリーンエネルギー?安全生産?関連技術に関する協力へと次第に広げていくべきだ」と指摘。「双方の共同努力の下で、両国の経済貿易協力が一層の発展を遂げるものと信じる」と強調した。 ハイスメルト?プラントの視察では「中国は、資源節約型で環境にやさしい社会の建設に努力しているところだ。新技術の開発と応用、効率向上と排出削減の分野でオーストラリアとの協力を強化していきたい」と述べた。 「人民網日本語版」2006年4月4日 |