5日の午前8時半から高さ185メートルの長江三峡ダム堰堤の頂上部が再び観光客に向けて開放され、毎日の受け入れ人数を1000人以内に制限している。今回は二度目の開放で、昨年の7~9月の3カ月間は最初の開放で、内外の10万人近くの観光客を受け入れた。 観光客はバッテリーカーで堰堤上に到達し、放水区間の指定域内で下りて写真をとったり遊覧したり、20分間とどまることが出来る。昨年と同様に開放されている区間は左岸堰堤の頂上部にある長さ約100メートル、幅約5メートルの範囲である。 長江三峡旅遊公司によると、三峡ダム堰堤の開放期間は一応毎年の7~9月とされている。この3カ月間は長江の増水期にあたるので、ダム水位が貯水ラインを上回った場合、観光客は壮観な放水の場面を眺めることができる。今年の5月に堰堤主体工事が完工する予定であるから、観光客向けの開放期間も4月5日に繰り上げられることになった。具体的には三峡ダム工事の進捗の具合によって決まる。 安全を確保するため、長江三峡旅遊公司は厳しいセキュリティーチェック措置をとっている。観光客は堰堤の頂上部に向かう前に、空港と同じような安全ゲートを通過し、飲料、傘、ビデオカメラの所持は許されない。伝えられるところによると、安全措置がきちんと実施されたおかげで、昨年の開放期間には安全事故は一件も発生しなかった。 三峡ダム区の一部観光スポットは1997年から続々と開放されており、これまでに延べ500万人の観光客を受け入れている。現在、三峡ダムの建設工事は最終段階に入っている。 「チャイナネット」2006/04/07 |