第29回北京五輪組織委員会の機関紙、『北京2008』がこのほど、創刊された。五輪大会の準備状況について、季刊で発行する。今後、IOC(国際五輪委員会)、各国、地区の五輪委員会、各競技の国際組織に郵送される。北京五輪組織委員会の劉淇主席とIOCのロゲ会長がそれぞれ祝賀のメッセージを寄せた。 劉淇主席は、「この機関紙を通じて北京の優れた歴史、昔ながらの文化と現代的雰囲気が融合した北京の様子を各国に伝え、中国と世界各地を繋ぐ架け橋となれば」と語った。またロゲIOC会長は、創刊に祝賀の意を表し、「北京五輪は世界から集まってくる選手たちにより良い環境を整えることができると信じている。『北京2008』には五輪理念を世界に伝える役割を担ってほしいと述べた。 『北京2008』は「中国語?英語」版と「中国語?仏語」版の2種類がある。IOCの加盟国、地域や、海外マスコミを対象に発行。豊富な内容、独特なデザインで中国の特色を取り入れた国際水準の情報誌である。今後、2007年には隔月刊、オリンピック開催年の2008年には月刊として発行される。 創刊号では、これまでの大会準備状況を振り返り、北京五輪とパラリンピックのスローガン、大会マスコット、スタジアムの建設状況などが紹介されている。 『北京2008』は、北京五輪が掲げる『環境に優しい五輪、科学技術五輪、人文五輪』の理念を世界に伝え、北京の歴史や現在の姿を紹介し、そして中国と世界を結ぶ絆になることを目標している。 「CRI」より 2006/04/07 |