浙江省で今月、「調和のとれた世界は心から始まる」をテーマに、第1回「世界仏教フォーラム」が開催される。 中国国家宗教事務局の葉小文局長(中華宗教文化交流協会会長)は、同フォーラムについて「世界の仏教のために設けられた、上層部による対話交流、団結協力の場であるとともに、平和を愛するすべての人々に開かれた、開放的な場でもある」と説明。「中国は対内的には調和のとれた社会の構築に尽力し、対外的には調和のとれた世界の共同構築を呼びかけている。双方向の連動、内外共の構築は、中華文化の深い知恵の具現化であり、責任ある大国としての中国政府の建設的なイメージを明確に示している」と語った。 また、中国が提唱する「和諧(わかい:調和の意)」の概念が、仏教の重要思想の1つ「和合(わごう)」の思想を相当程度、参考にしていると指摘。「平和と調和、慈悲済世を尊ぶ仏教精神は、中国の仏教徒、さらには社会の調和のとれた発展を主張する他の人々の中で、強い推進力を形成するに違いない。そして、中国と世界の調和のとれた歩みを精神面から前進させるだろう」と強調した。 「人民網日本語版」2006年4月11日 |