WTO?世界貿易機関は11日、「2005年の世界貿易情勢と2006年の見通し」という報告を発表しました。この中で、「去年欧米経済の成長が著しく緩慢になったが、中国の経済は引き続き急速な成長を保っている」と述べています。 報告はさらに、「去年全世界の経済成長が緩慢になり、貿易の成長が明らかに一昨年を下回る中で、中国経済の成長が依然として強い勢いを保っており、成長率は9.9%にも達した。去年、中国の実際の輸入の成長率は著しく減少した一方、商品の実際の輸出は引き続き増加の勢いを保った」とした上で、「2005年中国の実際の輸入の成長率が減少した主な原因は、多くの半製品や特殊な機械設備の実際の輸入は減少したからである。このほか、燃料や車の輸入は増加しなかったのもその原因の一つである」と指摘しています。 報告は2006年世界貿易の見通しを予測し、「今年の初めの情勢から見れば、全世界の経済環境は全体として良好であるが、不確定な要素も存在している。特に消費と就業の見通しが楽観視できない。それにもかかわらず、2006年世界経済の成長率は最終的に依然として3.5%、貿易成長率は7%に達する可能性がある」と述べています。 「CRI」より 2006/04/12 |