内蒙古自治区は第11次五カ年計画(2006~2010年)の中で、今後5年以内に内蒙古は重点的に電子情報製品、希土類加工、バイオ製薬など三大ハイテク産業を発展させ、工業増加値に対するハイテク産業増加額の比率を10%以上にすることを明確に打ち出した。 電子情報製品製造面では、有機シリコン化工、多結晶シリコン製造、単結晶シリコン製造などにより、デジタルテレビ、最新型携帯電話、液晶ディスプレー、光電気基礎材料とデバイスの発展に努め、コンピュータ及びネットワーク応用製品、デジタル音声映像製品を開発していく。特に蒙古自治区の首府であるフフホトの技術と人材の優位性に依拠し、電子情報核心技術を有する企業、関連付帯設備企業及び開発研究所を導入し、研究開発、生産、アフターサービスを一体化した電子情報産業群を形成させ、電子情報製品製造業の年間生産額500億元を実現して、国家電子情報産業基地を確立する。 希土類産業については、上流、中流製品の安定的発展を基礎として、内蒙古で希土類新材料、デバイス、応用製品などの下流製品を開発、発展させる。特に包頭市の希土類ハイテク開発区に依拠して、希土類永久磁石材料、水素貯蔵用材料、浄化触媒材料、発光材料など希土類機能材料の発展のテンポを加速し、産業チェーンを延伸して、希土類産業群を構築する。 同時に、さらなるバイオ製薬産業の発展を支援し、農業牧畜製品及び独特の植物資源を利用した中国蒙古薬、バイオ動物薬、バイオ飼料産業連鎖、効能ある食品産業チェーンを育成する。フフホト、オルドス、包頭などの資源の優位性に依拠し、引き続き国内バイオ製薬企業及びハイテク技術を導入して、発酵加工工程、微生物製剤、保健製品を重点としたバイオ製薬を発展させる。同時に、現有の中堅企業に依拠して新製品研究開発への投資を拡大し、一定の自己知的財産権を有する中国蒙古薬を重点的に発展させ、内蒙古を国内の重要なバイオ医薬基地として確立する。 国と自治区の産業関連政策により、内蒙古の電子情報、希土類、バイオ製薬などのハイテク企業は318社に達し、国家クラス「タイマツ計画」項目は累計74項目に上っており、総投資額は千億元を上回ると推定される。 「チャイナネット」2006/04/13 |