中国全国政治協商会議の賈慶林主席は、18日北京で橋本竜太郎元首相の率いる日本国際貿易促進協会訪中団と会見した際、「中日関係の現状は、両国人民の根本的な利益に合致せず、国際社会の期待にも符合しない。このため、これを一日も早く転換すべきだ」と表明しました。 賈慶林主席はさらに、「しばらく前、中国の胡錦涛国家主席は、日中友好7団体の責任者と会見した時、両国関係改善の方向を指し示し、問題解決の出口と前途を説明した。これは、中国側の前向きな姿勢と心からの願いを十分に表しており、日本側が実際的な行動を取って、積極的で善意の反応を示すよう希望している」と述べました。 これに対し、橋本竜太郎元首相は、「日中の政治関係が困難な局面にあるが、両国国民が日中友好を望む願いには何の変りもない。今回の中国訪問の目的は、主に両国の経済協力を如何にして強化するかについて中国側と意見を交換し、日中関係の改善と発展に尽力することにある」と示しました。 「CRI」より 2006/04/19 |