先般、北京市統計局は「エネルギー、水資源消耗についてのレポート」を初めて発表し、「第一四半期における北京のエネルギー消費量は1400万余トン標準炭相当に達し、6.2億トンの水資源を使用し、資源消費総量の増加率はGDPの伸び率より低く、良好な経済運行パターンが見られる」ということを明らかにした。 北京市の「第11次五カ年計画要綱」では、「経済の発展は調和の取れた持続可能な道を歩み、2010年における1万元あたりのGDP創出のエネルギー消費量と水資源消費量は『第10次五カ年計画期』末期よりそれぞれ15%、20%減となることを目指す」という目標が導入された。今回のものは北京統計局によって発表された初めてのエネルギー消費量のデータであるが、今後、北京市は四半期ごとに関連レポートを発表することになっている。 北京市統計局筋によると、第一四半期の北京市のエネルギー消費量は1448.7万トン標準炭に相当し、昨年同期比3.7%増となり、水資源消費量は6.2億トンで、昨年同期比5.9%増となった。一方、GDPの伸び率は13.3%で、エネルギーと水資源の消費量の増加率を大幅に上回るものとなった。これによって、北京市の経済発展の良好な運行パターンが見られることになった。関連データによると、第一四半期における1万元のGDP創出のためのエネルギー消費量は0.86トン標準炭相当で、昨年同期比8.5%減となった。水資源消費量は37トンで、昨年同期比6.5%減となった。 2006年第一四半期における北京市の第一、二、三次産業のエネルギー消費量はそれぞれ22.6万、710.6万、435.7万トン標準炭に相当し、昨年同期比3%減、2.9%増、4.3%増となった。北京市住民の日常生活のためのエネルギー消費量は279.8万トン標準炭に相当し、昨年同期比5.4%増となった。 関係筋によると、第一四半期における北京市の電力消費は57.3億キロワットに達し、1万元の工業増加額のための電力消費量は1403キロワットで、不変価格で計算すれば昨年同期比9.6%減となった。 「チャイナネット」 2006年5月24日 |