国家自然科学基金は1986年の創設から現在までに優秀な研究10万件以上を助成、助成金総額は約180億元に達した。今後5年間で基礎研究への助成金額を大幅に増やし、過去20年間の総額を上回る200億元に引き上げるという。同基金委員会が24日、明らかにした。 同委員会の主任を務める陳宜瑜院士(アカデミー会員)は「科学基金は技術革新の源としての役割を効果的に発揮してきた。多くの重大な成果は科学基金に源を発し、あるいはそのサポートを受けてきた」と強調。ここ5年間に国家自然科学賞を受賞した121件(うち大陸部114件)の研究成果のうち、113件が科学基金の助成を受けており、その比率は93.4%、大陸部に限れば99%に達するという。 同委員会は中核技術の開発を目指す戦略を大々的に実施し、2010年までに助成件数を1万件前後、助成額も各件50万元前後にまで引き上げる計画だ。「重点プロジェクト」は1800件前後、平均助成額は200万元以上、「重大プロジェクト」は30件前後、平均助成額は1千万元以上、「重大研究計画」は約15件、助成額は各件1億~2億元に引き上げるという。 「人民網日本語版」2006年5月25日 |