外交部の劉建超報道官は25日の定例記者会見で、中国の発展路線について質問を受けた。 ――現在戦略上の十字路にさしかかっている中国が、誤った方向に進み米国の軍事的ライバルになる可能性がある、との分析がある。これをどう見るか。 米国防省の報告は「中国の発展は十字路にさしかかっている」としているが、この判断は正確でない。中国の発展路線に、いわゆる十字路はなく、1本の道があるだけだ。つまり、確固不動たる姿勢で平和発展路線を歩み、世界平和の維持によって自国を発展させるとともに、自国の発展によって世界平和を促進するということだ。関係各国が中国の発展路線をはっきりと理解し、認識するよう望む。中国は調和の取れた世界の建設に力を入れており、双方が交流と対話を通じて相互信頼を絶えず強めていくことを願う。 「人民網日本語版」2006年5月29日 |