大まかな統計によると、中国の石油?化学工業の「三廃」(工業排水、排ガス、廃棄物)の総合利用で、すでに年間62億元の生産額が創出されるに至っており、そのうち固体廃棄物の年間総合利用量は5975万トンで、総合利用率は75%以上に達している。 中国石油?化学工業協会の李勇武会長は、先般開催された全国化学工業の循環型経済に関する交流会で、中国の石油?化学工業は50年余りの発展を経て、2005年の工業生産総額は3兆3000億元以上に達し、そのうち、20数種類の主要製品の生産高は世界のトップクラスになっている、と述べた。 李勇武会長はまた、化学工業の特徴から、業界が産業廃棄物の回収と再利用を重視してこそ、企業の生産効率が向上し、環境保護に寄与することができる。廃棄物の循環利用を図るため、ここ数年国は数多くの取り組みを行っており、とりわけ循環型経済政策の推進により、省エネ、汚染の軽減、生産効率の向上などの面で著しい成果を挙げた企業が続出している。 李勇武会長は、中国の「三廃」総合利用はある意味において、経済発展と環境保護の調和を具現するものと言えるが、なお大きなポテンシャルが存在している、と見ている。 「チャイナネット」2006年5月16日 |