国家発展改革委員会の姜偉副主任はこのほど、循環経済の発展をさらに促進するため、国家発展改革委員会は循環経済法の検討、起草作業に取り組み、政策的枠組みをさらに充実させ、構造調整を進めていくつもりである、と述べた。 国家発展改革委員会は関係部門と共同で七つの面から循環経済の発展を促すことになる。一、立法プロセスを速め、循環経済法を研究し、関連法律と法規の制定を速める。二、企画指導を強化し、循環経済発展計画を策定し、それについての評価システムと関連統計システムを確立する。三、構造調整を促し、資源の環境条件と地域の特徴に基づいて産業の配置を調整し、循環経済の必要に応じて、開発区と重化学工業集中地域に対して企画、建設、改造を進める。四、技術革新を加速し、企業を主体として産学を結びつけ自主革新の能力を高め、牽引役となり、普及する価値のある循環経済の基幹技術についての開発を組織し、先進技術の普及と応用をリードする。五、政策枠組みをさらに充実させ、財政、税収、価格、金融などの政策を通じて、効果のあるインセンティブメカニズムを確立し、循環経済の発展を促進する。六、モデルケースによるテストを通じて循環経済の効果的なやり方を模索し、成功例を作る。七、広報を強化し、循環経済の発展に有利な社会環境をつくる。 国家発展改革委員会は関係部門と関連業種協会と共同で、それぞれの分野および業種ごとに循環経済の発展を促進する。化学工業は国民経済の重要な原材料業種で、資源集約的で高消耗、高汚染の産業であり、廃棄物、廃水、固形廃棄物の排出量も多く、再利用率も低い。これらの特徴にもとづいて、循環経済を発展させるにあたって、化学工業は最も潜在的可能性のある産業であるとともに、その発展の加速を最も必要とする産業でもある。 「チャイナネット」2006/05/16 |