先般、北京社会科学、自然科学界のエキスパートたちが集まった「北京?イノベーション」フォーラムの席で、中国キャリアロケット技術研究院の呉燕生院長は中国宇宙飛行?ロケット運搬技術の発展の三つの段階について説明した。一、現有の一回限りの使用に供されるキャリアロケット技術の改善をおこない、国内外の衛星を効果的に運搬するなど打ち上げの難関を突破する。二、新しい世代の無毒?ゼロ汚染のキャリアロケットの開発?製造を加速させ、一回限りの使用に供されるキャリアロケットのモデルチェンジを達成する。三、知的所有権を持つ新しいタイプの宇宙飛行?ロケット運搬システムの研究?開発に取り組み、中国の宇宙飛行発展戦略の需要を満たし、中国の宇宙飛行のトータルな力を向上させる。 数回にわたる「神舟」宇宙飛行船プロジェクトのリーダーのある専門家によると、これまでに打ち上げられた「長征」シリーズロケットの推進燃料の中に液態のN204、UDMHには毒性のある物質が含まれており、主に燃焼の完了、蒸発などの形で毒性を減らすことができるが、今後、液態酸素、ケロシン、液態水素など毒性のない推進燃料を使用すれば、燃焼のあとに残るものは毒性や汚染のない水だけである。しかし、当面はテストの段階にあるので、新燃料の安全性と安定性を考慮した結果、「神舟七号」宇宙飛行船を運搬するのはやはり「長征」シリーズロケットであり、推進燃料は現在の気体燃料と見られている。呉燕生院長が説明した第三段階、つまり、新しいタイプの宇宙飛行?運搬システムについての研究?開発は宇宙空間の探測を目指すものである。 「チャイナネット」 2006年5月22日 |