外交部の劉建超報道官は18日の定例記者会見で、中日韓3カ国の関係について記者の質問に答えた。 ――国連のアナン事務総長が日韓両国の指導者と会談した結果について、中国はどのように評価するか?アナン氏は韓国外相と会談後の記者会見で、日本と中韓両国の間に存在する問題は対話で解決すべきとの考えを示した。中国はアナン氏の「対話」発言について、中日首脳会談も含まれると考えるか? 日本と韓国は東アジア地域の重要な国だ。アナン事務総長は両国の指導者による意思疎通と交流が、同地域や関係国と国連との協力体制に有益だと考えている。中日、韓日関係の改善について、先ほど質問の中で、関係国による対話で見解の相違を埋めるよう望むというアナン事務総長の言葉に触れられたが、もしこれが中日間の対話について言っているのであれば、中国側が中日間のハイレベルによる交流を重視していることを指摘しておきたい。現在、中日関係に困難が存在し、両国の指導者の対話を効果的に行えない責任は日本側にあると、われわれは何度も述べている。日本の指導者が、第2次世界大戦のA級戦犯が合祀されている靖国神社への参拝を継続していることで、双方が対話できる雰囲気と条件が壊された。中国は日本との対話を望んでいるが、適切な条件と雰囲気がなければならない。日本がこの問題に関し、適切な行動をとることを希望する。 「人民網日本語版」2006年5月20日 |