国連のオフィシャルウェブサイトの関連記事は、「UNESCOの最新統計データによると、中国は世界で国外の大学で勉強している人の数が最も多い国であり、中国人留学生数は世界の総数の14%を占めている」ことを明らかにしている。 この統計データを発表したのは、モントリオールにあるUNESCOの統計機構である。同機構が発表した「2006年世界教育レポート」は100余国?地域で高等教育を受けている「移動している学生」の状況を公表した。UNESCOが打ち出した「流動している学生」の概念は外国で勉強し、その国の永住権を取得していない学生のことである。 同レポートによると、世界最大の留学生送出国である中国の留学生のほとんどはアメリカ、日本、イギリスに集中している。この流れは世界の留学生の送出国の分布状況を一変させている。1999年に、東アジアと西欧の留学生数はほぼ同じであったが、2003年に、東アジア諸国の留学生は西欧諸国のそれの133%を上回ることになった。 1999年から2004年にかけて、世界の「移動している学生」の数は41%増となり、つまり、175万人から250万人に増えた。それと同時に、諸国の大学の入学率は40%増となっている。 同レポートによると、世界の六大留学目的国は留学生総数の67%を受け入れている。この六カ国および留学生の受け入れ比率は次の通り。アメリカ(23%)、イギリス(12%)、ドイツ(11%)、フランス(10%)、オーストラリア(7%)、日本(5%)。 「チャイナネット」 2006年6月2日 |