外交部の劉建超報道官は6日の定例記者会見で、記者の質問に答えた。 ――上海協力機構(SCO)の首脳会議が今月中旬に開催される。上海協力機構の協力関係はエネルギーなどの分野をカバーしており、長い目で見れば、これが中央アジアの石油をめぐる中米間の競争を引き起こすのではないかと考える人もいる。これをどうとらえるか? 上海協力機構の協力関係は多くの分野に及んでいる。安全保障分野に始まり、後に経済?貿易、文化などの分野に拡大した。総合的に見て、上海協力機構の各分野における協力はプラスの進展を遂げており、地域の平和、安定、安全や経済発展に大きく貢献している。上海協力機構の拡大について、加盟国は「機構は開放的な組織であり、いかなる国や第三者を標的とするものでもなく、また、いずれの国も排斥しない、非同盟組織である」という認識を共有している。われわれは非加盟国や他の国際組織とも様々な形で連携し、他国との協力?信頼関係を強めることを望んでいる。上海協力機構の拡大は地域や世界の平和?安定にプラスだとわれわれは考える。石油分野での協力について言えば、関係国間が機構内で行う石油関連の協力は経済?貿易協力の重要な一環であり、平等、互恵の基本に立って行われている二国間協力だ。こうした協力は排他的なものではない。 「人民網日本語版」2006年6月7日 |