外交部の劉建超報道官は6日の定例記者会見で、日本政府が対中円借款の凍結解除を決めたことに関する質問に対し、「日本の対中円借款は本来ならば、中日関係におけるプラスの要素だ。しかし残念なことに、近年、日本の一部の人がこれを非常に敏感な問題として取り上げてしまった。このようなやり方は双方にとって不利になると思う」と述べた。 日本側が対中関係重視の態度を表明したことへの質問に対し、劉報道官は「歓迎する」と述べた。さらに「中国としては重視を表明するだけでは足りないと考える。日本は中日関係の改善と発展のために、誠意ある具体的な行動を示すべきだ」と続けた。 日本から中国への円借款は1979年に始まった。これは特殊な政治的、歴史的背景の中で始まった互利互恵型資金協力で、中国の経済と社会の発展にプラス作用を果たすと同時に、日本にも利点、利益をもたらした。 「人民網日本語版」2006年6月7日 |