中国外交部の張業遂副部長は6日、欧州連合(EU)議長国オーストリアのハンス?ヴィンクラー外務次官が議長を務めるEU代表団と、北京で第2回中国欧州連合(EU)戦略対話を行った。双方は、中欧関係や、東アジア情勢、経済とエネルギー問題など、共通の関心事である国際問題や地域の問題について、話し合った。 双方は、中国とEUは対話と協力をさらに強めることは、双方の全面的な戦略的パートナー関係の健全な発展だけでなく、世界の平和と安定の維持、発展の促進にも有用である、との認識で一致した。双方は中欧戦略対話が、相互理解を深め、お互いの利益となる作用を促進する、と高く評価。さらに、今後も各レベルの政治的な対話や会談を通じ、中欧関係を引き続き発展させることで合意した。 オーストリア外務省によると、EU側は中国の人権状況についても取り上げた。ヴィンクラー次官は「中国の人権状況について、建設的かつ率直な雰囲気で話し合えたことは、中欧関係がより高い水準に達したことを示している」とした。 第1回中欧戦略対話は、2005年12月にロンドンで開かれた。 「人民網日本語版」 2006年6月8日 |