第1回「シルクロード投資フォーラム」が7日午後、西安で開幕した。国連貿易開発会議(UNCTAD)や世界観光機関(WTO)など国内外の機関の提唱によるもの。国連開発計画(UNDP)、上海協力機構事務局、西安市政府が主催した。 フォーラムには中国、ロシア、カザフスタン、キルギスタン、タジキスタン、ウズベキスタン、米国、日本、インド、スイスなど17カ国から、政府関係者、専門家、企業家代表、国連職員など300人余りが出席。国連がシルクロードを全体的にPRするのは今回が初めてだ。 「新シルクロード」は全長7千キロ。古代のシルクロードを軸とし、東は中国の連雲港を起点に、ユーラシア大陸を横断、西はオランダのロッテルダムにまで至る。国際的な「経済回廊」としては、世界でも最大級の規模と潜在力を持つ。中国と西洋諸国を結ぶ、経済文化交流の重要な陸上ルートでもある。沿線各国の総面積は3700万平方キロ、人口は約27億人に達する。沿線諸国の経済?貿易交流には悠久の歴史があり、経済的な相互補完性も強い。沿線諸国で近代的な交通機関、通信ネットワーク環境が急速に発展し、経済?貿易政策が徐々に開放されていることから、沿線諸国による協力へのニーズは日増しに高まっている。 フォーラムでは、「新シルクロード、新たなチャンス、新たな発展」をテーマに、沿線国の持つ投資の潜在力に対する国際資本の認知度を高め、地域の経済?貿易投資を促進する枠組みの構築を模索する。「シルクロードのビジネスチャンス」「シルクロードの業種戦略」「各国のチャンスと投資」「シルクロード融資」「新興産業から新経済まで」を議題に、経済貿易?交通?観光?金融?エネルギー?投資など多くの分野について踏み込んだ話し合いを行う。 「人民網日本語版」2006年6月8日 |