中国が日本政府の無償支援を受けて進める「人材育成奨学金プロジェクト」「黄河中流（山西）防護林第2期整備プロジェクト」の2事業に対し、日本が新たに計8億2100万円の追加支援を行う。商務部の易小准?副部長と日本の宮本雄二?駐中国大使は8日、両国政府を代表して新しい交換公文に署名した。

このうち「人材育成奨学金プロジェクト」では、資質の高い政府管理職の育成し、両国間の人的交流と相互理解を促進することを主眼としている。2002年から現在まで、すでに169人の公務員が4回に分けて日本に派遣され、経済、商工業管理、法律、公共政策、国際関係、医療行政などの修士課程で学んでいる。すでに62人が課程を修了して帰国した。今回の交換公文で新たに供与される6億300万円は、新たに派遣される第5期留学生と、日本に滞在している第4期以前の留学生の関係費用に充てられる。同事業への日本の援助は、これまでに28億5千万円に上る。

「黄河中流（山西）防護林第2期整備プロジェクト」では、山西省に約6千ヘクタールの植樹造林を行う計画だ。2003年に始まり、5期に分けて実施。日本は第4期までに計14億9400万円の無償援助を行い、約5千ヘクタールの造林を完了した。今回の交換公文により、日本は第5期造林活動のために2億1800万円の援助を供与する。

「人民網日本語版」2006年6月9日