2006年1月20日に第3世代(3G)モバイル通信の「中国標準」TD-SCDMAを中国通信業の標準としたことにつづいて、先般、情報産業部はまたヨーロッパの打ち出したWCDMA及びアメリカの打ち出したCDMA2000を中国通信業の標準に組み入れた。これで、世界に存在する3つの3G標準がすべて中国通信業の標準として用いれられることになり、中国は3Gへの前進で実務的な進展を遂げることになった。 TD-SCDMAはかつてから3Gの「中国標準」と言われてきた。中国がWCDMA及びCDMA2000を通信業の業種標準としたことは、中国政府が「技術上の中立」という承諾を履行し、各種の通信技術のため、さらに開放された、十分に競争ができる市場を構築していることを示している。 世界の第1世代及び第2世代の通信技術の発展の歩みに後れたことで、中国は数多くのチャンスを逃してしまった。3G通信技術の発展期は、中国電信業の高度成長期に当たっている。この背景のもとで、中国電信業が国際市場に進出することが可能となっている。TD-SCDMAが3Gの国際標準の1つとみなされたことは、世界における中国電信業の地位の向上を裏付けている。 「TD-SCDMAにとって、他の2つの通信業標準の発表は、チャレンジでもあれば、自信でもある。ハイレベルの競争は異質の競争であるため、開放された市場及び複数の選択肢はかえって中国電信業の発展を促すものとなっており、TD-SCDMAが市場での試練に耐え抜いて、国際市場における競争で勝利をかち取ることを促すことになろう」、と情報産業部電信経済専門家委員会の楊培芳秘書長は語っている。 「チャイナネット」2007年5月22日 |