農業部の危朝安副部長は先般、農村の省エネとエネルギー削減は国の省エネと汚染排出削減の重要な構成部分となっており、農村の省エネと汚染排出削減の潜在力は極めて大きく、将来性も非常に高いものであると語った。 これは、危朝安副部長が先般開催された郷鎮企業省エネ?汚染排出削減および循環型農業国際シンポジウムの席で述べたもの。危朝安副部長はその際、ここ数年、農村部で実施されているメタンガス利用、省エネかまど、重点業種における省エネなどに関するプロジェクトは、農村の省エネと汚染排出削減および農民の生活の質の向上において大きな役割を果たしているという見方を示している。 現在、世界で参加人数が最も多い省エネと汚染排出削減プロジェクト――中国農村部メタンガスプロジェクトでは、メタンガス使用者がすでに2200万戸に達し、毎年農村に1350万トン標準炭相当の高品質のクリーンエネルギーを提供し、省エネかまどの利用は1.9億戸、省エネルギーオンドルは2000万戸に達し、年間約5000万トンの標準炭相当のエネルギー削減能力が形成されている。 近年、農業部はまた、各地で農村廃棄物の再資源化利用を重点とする「郷村エコモデルプロジェクト」を実施しており、テスト地域の家庭ゴミと生活汚水の処理?利用率、農作物のわらの資源化利用率は90%以上に達しており、3万戸以上の農民の生産?生活環境が目に見えて改善されている。 「チャイナネット」2007年5月23日 |