2008年に打ち上げられることになっている「神舟7号」有人宇宙船の宇宙飛行士たちが着る宇宙服の生地の開発にこのほど成功した。高級な混合繊維で作られたこの生地は、強度が高く、高温や衝撃に強く、放射線を遮断する効果があるなどの特性があり、宇宙飛行士たちの船外での活動の要求を満たすことができると、関連機構は見ている。伝えられるところによると、2008年に「神舟7号」が打ち上げられる際、宇宙飛行士たちは国産の宇宙服を着て船外での活動を行うことになっている。この生地の開発の成功によって、国産宇宙服の開発の基礎が固められた。現在、第1陣300平方メートルの生地が生産中である。 宇宙飛行分野の専門家の厖之浩氏は記者の取材に対し、「「神舟5号」と「神舟6号」の宇宙飛行士たちが着用した宇宙服はすべて船内用のものであった。「神舟7号」が打ち上げられる際、宇宙飛行士たちの船外での活動が予定されているため、宇宙服にもさらに厳しい要求が課され、技術面の数多くのブレークスルーが必要である」と語り、「宇宙服の設計には、船外での活動を行う宇宙飛行士の通信、酸素と食物の補給、廃棄物の処理などを確保できるロープのついたものとなる可能性がある」と語った。 「チャイナネット」2007年5月30日 |