第6回アジア安全保障会議が1日、シンガポールで開幕した。中国人民解放軍の章沁生?副総参謀長は同会議において2日、中国の軍事透明度に関する説明を行い、次のように述べた。 中国軍の近代化レベルの向上に伴い、中国の軍事透明度、特に国防費について国際的な憶測?議論があった。中国の国防費は非常に厳格な法定プロセスを経て決定されており、発表された国防費は信用できるものだ。毎年増加する国防費の大部分は、物価の上昇に伴うものや、兵士の生活改善、保障レベル向上のためのもので、軍事的実力が短期間に先進国に追いつくことは難しい。安全への脅威、地理的環境、国土面積、1人あたりの国防費支出など、どの面から見ても、中国の国防費は低レベルにあたる。中国は信頼、責任、安全、平等の原則にのっとり、軍事透明度を高めている。 同会議の会期は3日間。中国を含む26カ国?地域の国防相や軍幹部らが参加した。会議では米国とアジア太平洋の安全、核兵器などさまざまな議題について討論を行い、アジア太平洋諸国?地域および当該地域以外の主要大国による、地域的な安全保障問題についての対話を促進し、相互信頼を深めた。 「人民網日本語版」2007年6月3日 |