リニアモーターカーの技術面での難関を突破する目的で、中国は今後3年以内に全長1.5キロメートルのリニア試運転モデル線を建設、また、実用型リニアカーの開発を進める。建設部はこのほど、「第11期五カ年計画(2006~10年)」国家科学技術サポート計画第1弾の12プロジェクトをスタートさせた。「北京晨報」が伝えた。 12プロジェクトのうち、「新型都市軌道(レール)交通技術」課題では、2都市以上をモデル都市として選抜、都市総合交通?軌道計画ガイドラインを制定し、その研究成果を20都市に普及?応用する。同期間に全長1.5キロメートルのリニア試運転モデル線を建設することが同課題の主要目標となっている。試運転モデル線の条件は以下の通り。 (1)時速100キロメートルというリニアの運行速度ニーズを満たすこと。 (2)実用的リニアの研究開発面では、最高テスト時速は100キロメートル以上、一車輌あたりの荷重量は12トン以上、積載重量と車輌重量の比率は世界先進レベルに達していること。 (3)リニア運行コントロールシステムと電力供給システムの研究開発面では、リニアの安全運行が保証されること。 (4)12の特許申請項目を有すること。 「人民網日本語版」2007年6月11日 |