今回の中国昆明輸出入商品交易会(昆交会)では、海外からの出展ブースは300を突破し、出展国は20に達した。先般、昆交会に参加するオランダとポーランド、カンボジア、韓国の代表がチャイナネットの取材に応じて、昆交会開催期間の状況についてそれぞれ記者団に語った。 雲南をアセアンと南アジアに通ずるゲートに ――オランダ貿易促進委員会昆明駐在首席代表のランニー女史 オランダ貿易促進委員会の昆明代表事務所は2002年に設立された。それ以降、昆交会にはずっと参加してきた。アセアンと南アジアに通ずる主要な道路、ゲートにするために、雲南省がずっとこの面での仕事に努力し、尽力してきたこと、また昆交会のテーマも出展企業もこの点を十分に具体的に示してきたことは、私たちも目にした。雲南省が、中国がアセアンや南アジアに通ずる道路、ゲートになることに力を尽くしてきた、というこの点については、私はオランダと同じだと思っている。オランダも「欧州に通ずるゲート」と称されているからだ。私たちの代表事務所が昆交会に参加したのもまた、昆明の企業がオランダに通ずるゲートになって、オランダと昆明の企業との距離を縮めてくれるよう期待しているからだ。そのため昆交会に参加した目的は、オランダを宣伝することにある一方で、オランダの企業のために、また昆明と雲南省のために何をするかにあった。オランダ政府は03年に刷新された交流の場を立ち上げた。主にオランダの先端分野や基幹産業の発展に注目してもらうためで、その1つが食品と花卉だ。過去の数年の間、オランダのこうした基幹産業の推進と宣伝は順調に行われてきた。この点から言えば、私たちの代表事務所が昆交会に参加したのは、それを1つの場としてオランダを宣伝し、オランダの優先的な分野や基幹産業を宣伝し、オランダの製品とその発展状況を宣伝したいと思ったからだ。今述べた食品や花卉については、私たちの仕事を通じて、この面での協力を促進することを期待している。オランダは世界最大の花卉の生産、輸出国であり、雲南省もまた非常に理想的な気候条件を備えており、双方の協力を通じて雲南省の花卉の輸出、とくにアジアへの輸出で促進的な役割を果たせればと思っている。食品と栄養の面では、オランダも実力のある国だ。この数年、食品の安全への関心が中国で重要な話題になっている。オランダの食品の安全や食品の栄養面での専門知識や技術を活用して、中国と協力し、この面での発展を促進していきたい。私たちの仕事を通じて、昆交会が欧州に通ずるゲートになり、中国と欧州の距離が縮まって、より多くの欧州の企業が雲南省に来るよう紹介し、より雲南省の企業が欧州に行けるよう支援したいと考えている。 多くのポーランド企業が昆明に来ることに期待 ――ポーランド中国商業会議所昆明代表事務所のドミニク氏 ポーランド中国商業会議所昆明代表事務所は数週間前に設立されたばかりだ。昆交会には初めて参加した。主要な目的は、中国とポーランドとの関係を促進して、ビジネス関係を確立することにある。中国の企業が欧州やポーランドに行き、ポーランドの企業も中国、昆明に来るよう希望している。今回、ポーランドの企業15社を引き連れてきた。ここで協力パートナーを模索する企業もあれば、すでに投資している企業もある。今回の昆交会では、多くの企業と友好関係を築き、彼らはポーランドへの投資を非常に望んでいた。私たちもポーランドの優れた資源を持ってきた。現在、非常に多くのポーランド企業が中国に投資しているが、雲南省では極めて少なく、私たちの昆明代表事務所を通して雲南省の発展を促していきたいと思っている。まさに中国政府が言う「西部に向かう」ように、だからこそ私たちも来たのであり、雲南省に来たのであり、ポーランド企業が雲南省と友好関係を確立できればと願っている。昆明でのこの数カ月の間、私は大変愉しかった。非常に熱烈な歓迎を受けたからだ。私たちは雲南省への投資に極めて大きな優位性があることが分かった。この数日、多くの雲南省の企業が状況を問い合わせるため私たちの代表事務所を訪れているが、これは非常に良いことだと思う。ポーランは欧州に通ずるゲートになることができる。ポーランドは04年に欧州連合(EU)に加盟したからだ。もし、ポーランドに投資し、あるいは商品を輸出すれば、それは欧州市場全体を切り開くことにもつながるだろう。 |