国家発展改革委員会はこのほどレポートを発表し、社会と工業化プロセスの発展の加速につれて、バイオテクノロジー製品市場も急速な成長を遂げ、2007年のわが国のバイオ産業の工業化製品は17%以上のペースで成長を保っていくと予測されており、それに対応してバイオ産業の発展を促進する政策措置の実施を速めることも明らかにした。 「2006年バイオ産業の発展状況および2007年の政策提案」と題するレポートは、2006年の医薬工業額が5536億元に達し、昨年同期比17.9%増となり、そのうち、バイオ製品製造業の額は418億元で、21.7%伸び、医療設備及び器械製造業の生産額は448億元で、27.4%増であることを示している。 これと同時に、2006年のバイオ産業には産業化と技術革新能力の急速な上昇、国際協力と産業の集中の加速も見られる。 しかし、わが国のバイオ産業には、経済効率が低い、コストアップと価格の低下という両方からのプレッシャーに直面しているなど、一連の問題が医薬産業の安全を脅かす潜在的難問となり、バイオ原材料の供給能力が低く、バイオエネルギー、生物基材料の急速な発展によって、原材料の制約の問題も突出しており、バイオ製品の管理、政府調達、投資と融資及び税制など政策面の問題も日増しに深刻化している。 したがって、国家発展改革委員会は、バイオ産業の発展を促進するための政策を打ち出すことを急いでいる。具体的には以下の4点である。 一、金融面の革新を速め、ベンチャー投資の発展に力をいれ、貸付担保機構の発展を促し、バイオ企業の資金難を解決する。 二、食糧以外の作物を原材料とするバイオマスエネルギー、生物基材料などの製品に適切な補助を与え、税制面で優遇し、政策面から援助する。 三、バイオ製品の市場を育成し、市場競争の秩序を完備させ、産業の発展を加速する。 四、バイオ産業の発展に関する統計と分析を強化し、その発展の趨勢を監督し、産業の健全な発展を促していく。 「チャイナネット」2007/06/12 |